夏川りみさんの『ゆりかごの歌』
こんばんは。
ご無沙汰しています。
かなり時差報告になりますが、3月に無事第一子となる男の子を出産しました。
無痛・吸引分娩で産んでいます。
自分は痛みに強いという自負があって(針を使って自分でピアスの穴を開けたり、献血何回も行ったり、レーシック手術したり、背中が真っ赤になるほど掻きむしったり(?)、、)、妊娠後期に何回も来ていたお腹の張りも「これくらいなら本陣痛も大丈夫かもな」とか思ってたんですけど。
本陣痛はそんなもんじゃなかったっ。。。
私は陣痛をなめていたよ。。。
というわけで子宮口6センチのところで懇願して無痛分娩に切り替え。
どんな形であれ、息子が無事に産まれてきてくれたからよかったです。
出産のエピソードについては、また追々レポしたいと思います。
今回の本題は夏川りみさんが歌う『ゆりかごの歌』について。
今日息子と一緒に寝転がりながら、YouTubeでこれをたまたま聴いて、私が号泣してしまった話です。
3ヶ月になる息子と育休中の私は、日中ずっと一緒。
夫は在宅勤務だけど、どうしても助けて!って時以外は基本ワンオペなので、少しでも時間稼ぎが出来るような育児お助けアイテムを使ってまして。
ひとつがアンパンマンの8WAYメリー、もうひとつがCombiのネムリラ。
どっちも自動で動いて音楽を流してくれて、息子も結構いい子ちゃんにしてくれて、大変助かってます。
この2アイテムを交互に毎日使っているうちに気が付いたことが。
耳にずっと残って、なんか懐かしくちょっぴり寂しい気持ちになってしまう一曲が両方に搭載されていて。
曲名が気になり、今日説明書で確認してみると『ゆりかごの歌』だと判明。
どんな歌詞かな、と興味本位でYouTubeで検索して息子と見てみよーっとゴロンと横になる。
イラストのサムネイルが並ぶ中、ひとつ夏川りみさんの姿が写ったサムネイルがあり異質で目立っていたので、開いてみることに。
三線を交えた美しい音色と優しい歌声にうっとり。隣にいる息子も最初から真剣に画面を見てりみさんが歌っている姿がアップになると笑顔に。
ゆりかごの歌の2番が終わると、メイキング映像らしきものが流れます。
そこに映る当時のりみさんはどうやら妊婦さんのようで。
そのメイキング映像を見て涙がボロボロと流れ始め、3番が終わる頃にはしゃくりあげるほどに泣いていました。
とても優しくて澄んだりみさんの歌声と表情から、妊娠していた時から我が子に唄ってあげたいという思いが滲み出ている気がして、何もかも許してくれる無条件の母親の愛を感じたのです。
同時に妊婦姿で我が子を心待ちにしている様子は数ヶ月前の自分と重なり、そして今はそのお腹にいた子がすぐ隣にいて。
産まれてきてくれてありがとう。宝物をありがとう。あなたがいて私は本当に幸せだよ。
そんな喜びと愛情の気持ち。
一方で、もうこの子が産まれる前には戻れないんだ。戻れないところまで来てしまった。
そんな寂しさにも似たような怖さにも似たような感情。
りみさんのとても美しい『ゆりかごの歌』を聴いて、こんな想いが一気に押し寄せて私は号泣してしまったのです。
息子が産まれてから本当に生活は一変しました。
子供が産まれる前は、元々子供があまり好きじゃなかったので我が子のことを可愛いと思えるのだろうか、と本気で悩んでいました。
しかし、産んでみてそんな悩みは一瞬で吹き飛びました。これは本当。
この世にこんなに可愛くて愛おしいものがあるんだ、と常々驚き。穏やかに眠る姿を見ていると、胸が温かくなり泣いたことも何回もあるほど(断じてホルモンのせいじゃないよ、なんでもホルモンのせいにする最近の世の中の風潮、女の恥だと思うんだけど←)。
それほど我が子は可愛いです。こんな宝物を自分たちから生み出せるなら、もうひとり欲しい!って思うほどですw(自分の子育てのキャパは置いといて)
でも産まれる前の夫との二人の生活を思い出すと、なんとなく寂しくなってしまうのです。
もう戻れない学生生活を想うような、元カノ元カレを想うような感情に近いと思います。
そしてこれから成人するまで自分たちで責任を持って育てるんだ、と思うと身の引き締まる思いで、自分にちゃんと出来るのだろうか、と少し怖くなってしまうのです。
やるしかないのですが。そして普段はその時々で一杯一杯なのでそんなことは考えていないですよ。。
りみさんの歌を聴いたことで、いろんな感情や想いが呼び起こされ、彼女の『ゆりかごの歌』はとんでもないパワーを持っていると感動したので、書かずにはいられませんでした。
ここまで書くのにぐるぐる寄り道をして取り留めのない記事になってしまいましたが、、笑
りみさん、素敵な音楽をありがとう。これからもきっと何回も息子と聴きます。